最高の成果を出すためには

最小の労力で最大の成果を期すためには、次の点に注意することである。 

(1) いますぐ始めること  
今日、この瞬間から始めることである。もっと都合のよい時期がくるまで待とうなどと考えていたら、いつまでたっても着手できないだろう。 

(2) なにかがあったら即刻記録すること  
一日の終わりに数分をさいて、その日にあったことを思い浮かべて書こうとしても、なかなかできるものではない。 

(3) 時間調査表を手離さないこと  
会社の机の上に、外出するときはポッ卜に、いつも自分のそばに調査表を置いておくことである。 

(4) 特別の事件についても記録しておくこと  
こうすることによって、日常業務にない変わったことも洩れなく記録することができて、観察にできる。いつそうの正確を期することが 

(5) 自分の仕事に適した分類法を用いること  
たとえば食事の時間、新聞を読んだ時間、通勤に要した時間、遊んだ時間などをひとまとめにして記入するかどうか、なにか特別な項目をつくるかどうかなどは、あなたの仕事の性質と分析の目的に従って考えなければならない。 

(6) 記入を簡単にするために記号を用いること  
それを見ればすぐその内容が思い出せるように記号をつくっておけば、記入も簡単にすむ。 

(7) 時間内のどんな小さな中断でも記録しておくこと  
このような中断は、思考や活動の連続性を断絶することになるので、これは大事なことである。 

(8) その間にあなたがどんなことをしたかがわかるように、長時間にわたる仕事の時間は細別しておくことたとえば読書、通信文の執筆、書類への署名、会議出席、電話などが書きこめるようにしておくのだ。 

(9) 自分の時間調査表を研究して、自分の仕事の仕方を改善していくこと  
調査表を詳細に研究した結果は、かねてこうだろうと思っていたことが改めて確認されることになるかもしれないし、まったく新しい事実が発見されるかもしれない。

たとえば
①仕事になんの役にもたたない会議や会合に出て貴重な時間を浪費してはいないか?
②無分別に必要もないことを話しに行って、他人の仕事の邪魔をしてはいないか?
③不意の訪問者によってしょっちゅう仕事が中断されてはいないか?
④きまりきった日常業務に時間をかけすぎてはいないか?
⑤年間一〇万円の顧客にもI〇〇万円の顧客と同じくらいの時間をかけてはいないか?

といったことが、そこから発見できるだろう。

また、お金と同じように時間の予算をたてること。 

時間をどう使っているかという事実を一度紙の上に書きだしてみれば、自分の時間の配分が適切か不適切かがただちにわかるはずである。

自分は最初になすべきことを実際に最初にしているだろうか、自分の活動は自分の主目標にほんとうに寄与しているだろうか、といったことを検討したうえで、合理的な時間使用計画をたてるのである。

このようにして、全体の仕事と個々の仕事の相互関係をよく考えてみたうえで、そして最も時間をとる仕事を書きだしてみたうえで、はじめて自分の時間を効果的に使うことができることになる。


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